マネーが臆病になっている!
先週11/17に日経平均が91年以来の高値2万6千円台を付けた。新型コロナウイルスのワクチン開発で景気回復が進むとの観測から米ダウ指数が過去最高値を更新したことが好感されたとされている。これを見て、日本株の強さを感じる人も多いだろう。
しかし、TOPIXは2018年1月の高値1,911.31に対して1,740.62と1割近く低い水準にとどまっている。東証2部、Jasdaqも同様に上値が重い。コロナ禍の中で好調だったマザーズ指数も10/14が高値となっている。
つまり、日経平均株価のみが海外投資家の買いで上がっているのである。他方、本当に強い相場は、先行きの明るい見通しで投資家の買いが幅広く入り、厳選された企業の株で構成される日経225より中小型株中心に買われることが多い。
日経225が主導で買われているのは、株価が上がっているから乗り遅れまいと買うが、下がり始めたらいつでも売れるように大型の流動性が高い株にマネーが集中していることを表している。景気は政府対策の効果が徐々に薄れる方向にあり、コロナ禍の影響が拡大する可能性が高い。91年以来の高値は逃げ足の速い臆病なマネーに支えられていることを認識すべきだ。

